
銀行系、流通系の次にクレジットカードの発行枚数が多いのがこの信販系のクレジットカードです。銀行系、流通系、信販系のこの3つの業界でクレジットカード全体の発行枚数の9割を占めているのです。ただし、銀行系、流通系のクレジットカードは堅調にその発行枚数を伸ばしています。
クレジットカードの総発行枚数も堅調に推移している中で、この信販系のクレジットカードだけは年々減少しています。平成17年の発行枚数6千778万枚をピークに年々減少を続け、平成22年3月時点の発行枚数は4千733万枚となっています。これは平成18年のキャッシングにおける過払い金の返還請求が急増した時期と合致しているために、その影響でクレジットカードも減少していったのだと考えられます。
クレジット決済などの総取扱高は堅調ですから過払い金の請求などの貸倒れ費用が落ち着くとクレジットカードの発行枚数も増加に転じるとの予測があります。
信販系では、旧日本信販の「三菱UFJニコス」「オリエントコーポレーション」が双璧で、以下ジャックス、アプラス、ライフと続きます。信販系のクレジット会社は貸倒れ費用や引当て金の積み増しなどで資本の増強を余儀なくされたため都市銀行などのメガバンクに従属するかたちとなりました。
現在ではメガバンクの経営戦略に完全に組み込まれているといえます。流通系クレジット会社は、過払い金の返還請求などが落ち着いたところでメガバンクからの自立が今後の課題といえるでしょう。